部下の人生を私物化する上司

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今日は、会社が「一人の人」へ仕事を集め続けた結果、
その人の人生を変えてしまった話です。

一人に集中したクレーム対応

先月、5年間勤めていた契約社員の人が突然退職されました。

ある部署で、電話やシステムのクレーム対応を、すべて一人で抱えていた人でした。

ちょうどシステム切替の時期でもあり、現場はかなり混乱していたらしい。対応方法を正社員へ相談しても、判断が返ってこない。
結局、自分で判断しながら現場を回していたそうだ。

最終的に、本人は上司へ「辞めたい」と相談したらしいが、
「少し待って」という現場ではよくある言葉が返ってきただけだった。

結果、休職してそのまま退職されました。

「できる人」に頼り続ける組織

周囲から見ても、かなり仕事ができる人だったので、
この人がいなかったら、あのポディションは回っていなかったと思う。

もちろん、数字をもっている部署なので、忙しいのは分かる。

上司も忙しい。
正社員も忙しい。

でも、精神的に消耗するクレーム対応を抱えながら、契約社員という立場もあり、本人には十分な権限も評価もなかった。

こういう話を聞くたびに思う。
組織はいつも問題を「人」で解決し続けようとする。

本来なら、業務の流れや役割分担を見直すべき場面でも、
まず「できる人」が無理をして埋める。

そして、現場が回って問題が見えなくなる。

部下の人生は上司の私物ではない

離職は本人の自由だと言われれば、その通りだと思う。

でも、誰が好きで転職活動をするんだろう。

「収入」「環境」「生活」も変わる。
本当は、誰も辞めたくない人のほうが多いと思う。

だから、「離職は個人の問題」
だけで終わらせてはいけないと考えています。

管理職は、単に業務を回す立場ではなく、
人の人生へ影響を与える立場です。

そして、もし同じような離職が繰り返されているなら、
その状態を把握しながら、改善せず、そのポジションを任せ続けている組織側に問題がある。

自分を守るために、会社との距離を考える

では、こうした組織の中でどう生き残るべきなのか??

現実的には、組織はそう簡単には変わらない。

だからこそ、会社へ依存しすぎないことが大事だと思っています。

「この会社しかない」という状態になると、人は無理を飲み込み続けるしかなくなる。

でも、外でも通用する知識や技術、他でも働ける感覚を持っていると、会社と適切な距離を取れるようになる。

すると、「壊れるまで頑張る」以外の選択肢を持てるようになるのではないでしょうか?

なので「自分を守る力」を身につけることは、自分の人生を守ることにもつながると思います。

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